全長と直径

約53ミリ×14.5ミリ

両端が斜めにカットされる影響か穴はわずかにV字の鍵穴のようにも見えます。

3枚目の写真をご覧下さい。天珠の表面に一ヶ所に窪みがありますが、これは鍵穴水晶などに代表されるように、天然石の表面にできる剥離痕のようです。原石の特徴をそのまま使って焼き込んでいます。
★鍵穴水晶、キークォーツでご検索頂きますと多数の情報が出てくると思います。
未来へのゲートが開くなど成功への鍵穴として信奉される方も多いです。
こちらは瑪瑙が原料ですので、鍵穴瑪瑙になりますか。


少し前の管玉製法で瑪瑙に穴を開けた後に手作業で削り出し、天珠を形成したか。

現代の高性能の回転工具ではなく少し以前の作り方に見受けられます。



チベットには300年近くの歴史がある
沖賽康市場というチベット商人の交易の場があります。
出品の天珠は、その市場やチベット商人から買い受けたチベット天珠です。

古いチベットの古天珠とは本当は1000年以上前のお品物の事です。
価格は数千万円〜数億円程度で取引されていましたが、
現在では物自体ありません。

華僑以外にも世界中の大富豪の中に収集家がいて、ブータン〜シッキム一帯まで大変な収集競争をされていましたので、今では見つけるのは困難です。

千年前の古天珠以外の古い天珠は価値がないという議論もありますが、
話はそう単純ではありません。

例えば数百年前の天珠に関しましては、清の時代には天珠を作る瑪瑙が足らずにヨーロッパより樹脂を取り寄せ天珠を作っていましたので数百年前の天珠は樹脂が多いです。


ですので天珠の原料は天然石で、外見の美しさや完成度で価値が決まると言うのは現代天珠の主に台湾の窯元と販売業者が作った価値観です。
（台湾の天珠は実際のところ美術的観点から見ても素晴らしいと思います。）

またそれ以外の時代の物もチベットの文化として大切に代々受け継がれたチベット天珠もあります。現在主流の台湾の天珠と比較しますと外見は素朴ですが、チベットの天珠はまさに伝統の継承の象徴であり、それ相応に価値があります。



★天珠は天然石を加工して作られています。原石由来のくすみ、焼き付けの色むら、小さなキズ、凹凸がある場合もございます。
御了承の上で御落札頂きますようお願いいたします。

★写真の背景に写っている物は撮影に使用した小道具で商品には含まれません。